押して、もんで、気分快適、不調が治る、足もみ健康法

足は第二の心臓
扁平足と外反母趾
足は健康の
バロメーター
 足は第二の心臓

私たちの足は「第二の心臓」とよく言われています。それは心臓から送り出され、足先まで来た血液を心臓へ再び戻すポンプのような役目を足全体がしているからです。
私たちが自分の足を使って歩くことは、足の裏まで来た血液を心臓へ送り返すことになり、血液の循環を促進させる働きがあります。

特にその働きを必要とするのは子どもたちです。子どもたちは絶えず動き回っています。立ったり座ったり、走り回ったりしてますよね。これが、子どもたちの小さな心臓の負担を軽くしているのです。
立ったり座ったりを繰り返すと、足の筋肉が伸びたり縮んだりします。すると、筋肉と平行に走っている血管が連続的に圧迫され、その中を流れる血液の流れをよくします。

このような足の筋肉の働きは、心臓のポンプと同じ役割を果たしているわけで、筋肉がよく動けば心臓の負担も軽くなります。このような働きは「ミルキング・アクション」と呼ばれ、子どもの未熟な心臓には欠かせないものなのです。
もちろん、大人になってもこのような働きは残っています。大人は子どものように、せわしく動き回りませんが、歩けば筋肉は動きます。一見、動いていないように見えても、身体を支えるために、足の筋肉は微妙に動いているのです。

また、足は身体の大事なセンサーでもあります。私たちが2本足で立って、歩いて複雑な動きができるのは、足に無数の神経や筋肉や腱があり、脳と密接に連携してバランスをとっているからなのです。

ところが、このような大事な働きをする足が今ピンチに立たされています。
まずは、歩くことをやめ、自動車にのるばかりのライフスタイル。長時間、椅子に座って行うデスクワーク。狭い場所でほとんど動けない航空機での移動。骨を弱くするカルシウム不足の食事。これだけでも昔から見ると足の健康に悪そうですが、さらに、靴下をはいて、その上から靴でさらにしめつけるという現代人のファッションが追い打ちをかけています。

子どもたちには、扁平足が急増し、外反母趾、ウオノメ、タコ、水虫といった足の病気で悩む人が多いのもうなずけます。特に扁平足と外反母趾はいま、危機に直面している「足」問題の代表です。

次はこの2つを取り上げてみましょう。

次は「扁平足と外反母趾」
copyright © 1997 wellnessplaza (info@ashitsubo.com) All right reserved